社長は経営の原理原則に従って 意思決定を行います

自己流の枠にはまった技術検討法が身についてきた中堅層の技術者向けに、日々製品開発の現場で技術検討を支援しているコンサルタントが、原理原則での考え方を伝授します。

原理原則の思考法では、物事を最も基本的な要素までそぎ落とし、そこから推論していきます。電気自動車企業テスラの共同創設者であるイーロン・マスク氏は、アリストテレスのように第一原理を発明したわけではありませんが、イノベーションの手法として原理原則の考え方を広めました。彼は、状況や問題をコアとなる部分(たとえば、ロケットの原材料)に分解し、より効果的な方法で再構築します。まずは物事を分解してから、再構築しているのです。

原理原則を貫き通すカッコよさを「職業」にした例に、昭和の私小説作家がいます。このビジネスモデルは、近年ネットで見られたインフルエンサーにまで継承されていますが、あまり長く続けられないことが実証されているようです。

どのビジネスにおいても、経営の原理原則が重要になってきます。
顧客のニーズに応えるためにも、経営の原理原則を押さえましょう。
今回は、経営の原理原則について解説させていただきます。

京セラでは創業の当初から、すべてのことを原理原則にしたがって判断してきました。会社の経営というものは、筋の通った、道理にあう、世間一般の道徳に反しないものでなければ決してうまくいかず、長続きしないはずです。

本人は原理原則を貫き通して変わらないつもりでも、本人を取り巻く状況や文脈の方は変化してしまい、原理原則を貫き通せなくなるか、本人が奉じる原理原則の方が時代遅れになってしまい、カッコ悪くなってしまうのです。

経営の原理原則は、志や価値観を指します。
顧客の立場に立ち、会社の経営を行っていくことが大切です。
利益だけを追い求めるだけではなく、顧客や世の中に貢献することが重要なのです。

経営の原理原則は、ただ単に利益だけを追い求めることではありません。
志や価値観に則り、顧客や世の中に貢献することですね。
会社を経営していくためには、社長の信念を言語化するのに加え、ここぞという時の意思決定が求められます。
「福祉マネジメントラボ」では、福祉施設のコンサルタントを行っています。
これから福祉関連のビジネスを行いたいと感じている方は、一度ご相談ください。

社長は経営の原理原則に従って、意思決定を行います。
経営の原理原則が曖昧だと、意思決定ができません。
会社を維持するためにも、適切な判断が重要です。

(蛇足)
どうやら価値基準の大規模な改修が必要になったらしいと分かった時、その不安定さを耐え難いと感じ、完成品として価値基準を手っ取り早くインストールしたいと思った人たちはたとえば、価値基準が明確で、自分の原理原則を貫き通す人に憧れ、これを真似ようとします。

我々にできないことをやってのける「カッコよさ」へのあこがれを何らかの形でお金に変換するというビジネスモデルは、当然ですがカッコ悪くなると採算が取れなくなります。それでも原理原則を貫き通すことを維持するには、そのコストを周囲の誰か(多くは家族や取り巻き)に押し付けることに依存せざるを得ません。

原理原則を念頭に、物事を分解し、仮定を検証したりすることでイノベーションの扉が開きます。

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