原田大輔 サッカー
「プロスポーツ不毛の地」川崎でプロサッカークラブとなるべく富士通サッカー部から生まれた川崎フロンターレの26年をスタッフ、選手、地域の人々らの証言から追った一冊。フロンターレの独特な地域活動はサッカーファンには有名だったが、そこには「不毛の地」で生きていくために必要なものが詰まっていた。地元の人に愛されるクラブは、勝つことだけが存在意義ではなく、そこにあることが既に誇りとなっていく。試合の日だけでなく、365日その存在を感じ、必要とされ愛されるクラブとは何か。フロンターレサポ以外にも読んでほしい。
フロンターレの取り組みの歴史やその哲学がよく分かる。
サッカークラブの枠に留まらない活動は本当に凄い。