原理原則とは 看護

【参考文献】
サラT. フライ著、片田範子 他訳:看護実践の倫理――倫理的意思決定のためのガイド、日本看護協会出版会、1998。

あなたの看護行為は、患者さんの害を避け、きちんと患者さんの利益につながっているでしょうか。この項目はフライの倫理原則にある「善行の原則」に相当します。

ここでは一般的な看護記録を解説しています。また、看護診断名にNANDA-I看護診断を使用しています。実際の記録は院内の記録規定に従いましょう。
【関連記事】
*看護計画の「観察項目...

■事例 確かな知識・技術で、患者さんにとって人間的に温かな看護を心がけるとともに、地域のボランティアなどにも積極的に参加する。

看護師としてあなたは自分の役割や任務に忠実に行動しているでしょうか。守秘義務は守れているでしょうか。この項目はフライの倫理原則にある「忠誠の原則」に相当します。

倫理綱領の15個目は「看護職として、よりよい社会づくりに貢献する」です。

看護師は、常にすべての患者さんに公平で平等に接することが求められています。これはフライの倫理原則の「正義の原則」に相当します。

■項目のポイント ・差別や格差、貧困、虐待、暴力、紛争、人身売買など、人々の生命や健康、尊厳、権利に関する社会問題は、看護師にとっても重要な問題! ・これらの社会問題に関する知識を、積極的に学び、情報を適切に発信しよう! ・人々の生命や健康などが脅かされる状況になる前に、予防的に関わって適切な対応がとれるようにしよう! ・人々が健康に暮らすために、環境保護にも積極的に取り組もう!

倫理原則の意味を考え質の高い看護師になろう!

高齢の転倒転落リスクに関する看護計画
加齢に伴い筋力や平衡感覚などの身体機能が低下することに加えて、疾患やそれに対する治療、使用する薬剤の副作用、入院環境などさまざまな要因で転倒や転落しやすくな...

おすすめの記事