ゴルフの起源ははっきりわかっていない というのが正解なのです
ゴルフの歴史は古代ローマや古代中国にまで遡ることができますが、現代のゴルフの起源は中世スコットランドにあります。15世紀には、スコットランドの農民たちは、羊飼いたちが使っていた棒を使って、石を打ち、その遊びを「gowf」と呼んでいました。当時は、プレー場所やルールも定まっておらず、村の中でも畑や牧場などで楽しんでいました。
2つめにいきましょう。オランダで14世紀ごろ、コルベン(Kolven)といって、真鍮でできた長い棒でクリケットボールぐらいの大きさのボールを打つ遊びが行われていて、これがゴルフの起源という説も有力です。12m~40m離れたポールに少ない打数で当てた者が勝ち、というルールでしたから確かにゴルフと似ています。冬は氷の上でもやっていたといいますから、かなり面白かったのでしょうね~。この遊びが海を渡りスコットランドに伝えられて発展した、ということなのですが、いかにもありそうな話ですよね。コルベンに関しては記録も残っていますので、このオランダ説はけっこう有力な説といっていいかもしれません。
そう! さすがです。ゴルフの起源ははっきりわかっていない、というのが正解なのです。というか、いろいろな説があり、どれが本当なのか決めてがない、ということですね。
その他、イタリア説、イギリス説、フランス説、果ては中国の捶丸という競技を起源とする説まであるわけですが、どうも母国をゴルフ発祥の地にしたいという思惑を感じないわけでもありません。とりあえず決定的な証拠がない以上、誰かにゴルフの起源を問われたら、「有力な説は3つあるけど、はっきりはわからないんだよね」と答えておきましょう。