倫理原則 看護
そこで、臨床倫理学・臨床医学における倫理的決定のための実践的なアプローチ法として、「臨床理論の4分割法」が提案されました。これはカンファレンスに際する円滑な方針決定のための一つの考え方であり、「倫理綱領」や「倫理原則」にも準じています。
今日、医療従事者の道徳的判断を支える倫理原則として広く受け入れられているのが『生命医学倫理の諸原則』でトム・L・ビーチャムとジェイムズ・F・チルドレスが提唱した「医療倫理の四原則」です。
どの解釈が正しいということはなく、根拠に基づいて自分の意見を述べることが重要です。そして、自分と違う意見にも耳を傾け、倫理原則や倫理綱領、ガイドラインなどを参考にして、何が倫理的に問題なのかを話し合ってください。
「倫理綱領」「倫理原則」「臨床倫理」など、倫理における様々なガイドラインが提唱されていますが、はたして倫理というのは本当に必要なものなのでしょうか?
2つあるいはそれ以上の倫理的価値や倫理原則が対立し,それらが両立できず,どちらの価値も無視できない, いわゆる 「板ばさみ状態」にあるものを「倫理的ジレンマ 」といいます。
倫理原則は、道徳的意思決定や道徳的行為を導き、専門職の実践の道徳的判断形成の中心となるもの1)であり、看護者がケアを提供するうえで、やるべきあるいはやってはならない行為を判断する指針となる。
さまざまな思考が存在することで、看護実施における困惑が生じ、患者に適切な看護・医療を提供できなくなってしまうため、看護を提供する者すべてに共通する概念として、日本看護協会によって「倫理原則」が作られました。